業務用エアコンには様々な形状のものがありますが、学校で取付けられるものはパッケージエアコンと呼ばれるものです。天井埋込形、天井吊り形、床置きや壁掛けなどがあり、その中でも重宝されているものが埋込形と吊り形です。天井に設置するので安全性を確保しやすく、子供がぶつかったり、吹き出し口に手を入れるなどの事故を防ぐことにもつながります。天井カセット形とは埋め込みタイプの業務用エアコンであり、本体が天井の中に隠れるため、すっきりと見せることができます。

噴き出し口により1から4方向の種類に分かれるので、設置場所に応じて選ぶことが可能です。近年では360度に送風できるラウンドフロータイプの登場も注目を集めています。しかし壁掛け形や天井吊り形と比べると、設置費用が高くなります。そして天井埋め込みダクト形と呼ばれる業務用エアコンは、天井から吊るものの天井の中に収まって本体が見えないタイプのものを指します。

吸い込み口と吹き出し口が本体から分離しているのが大きな特徴です。吸い込み口と吹き出し口を別々に取付けることができるため、使用する場所のレイアウトや環境により、カスタマイズが可能です。吹き出し口が多いことから、メンテナンスにやや手間がかかるでしょう。そして吊り形は床や壁のスペースを節約でき、埋め込む工事の必要もありません。

取付費用は比較的安く済ませることができ、施工やメンテナンスも比較的簡単です。吹き出し口が1方向だけなので、設置場所を考慮しておくようにしましょう。